ボルチモア郊外の結束したコミュニティを美しくリアルに描いた『Putty Hill』は、著名な若手映画監督マット・ポーターフィールド(『HAMILTON』)の二作目となる作品で、製作総指揮をSomethingDrasticのロブ・シュワルツが務めている。
若くして亡くなった青年を偲ぶため、友人や家族が地元のカラオケバーに集まった。彼の最後の日々を知る者はほとんどなく、彼らは青年の人生を再現してみようと試みる。その過程で、彼ら自身の人生が明らかになっていく――進歩や社会の動きから疎外され、それでも同じ夢を分かち合い共に追い求める、アメリカのワーキングクラスの描写は様々な感情を呼び起こす。
映画と音楽のプロデューサー、そしてジャーナリストでもあるロブ・シュワルツは、日本とアメリカの両方で活動している。現在は機能していないが、日本を拠点にしたダブ/ブレイクビート/レゲエのレコード会社「Play Label」のエグゼクティブ・プロデューサーを務めていたこともあり、現在は自身の音楽レーベル「Dynastic Records」を運営している。これまで寄稿した雑誌には、Time、Newsweek、Variety、The Hollywood Reporter、Melody Maker、NME、Interviewがある。現在はBillboard誌の日本特派員を務めるかたわら、日本を拠点にしたエンターテイメント・マネージメント会社SomethingDrasticの映画プロジェクトを手掛けている。日本で撮影されたドキュメンタリー映画をコーディネートした経験もあり、『Putty Hill』が初めて製作を手掛けた長編映画となった。
『Putty Hill』が公式選出作品となった映画祭:
ベルリン国際映画祭
SXSW映画祭
テッサロニキ国際映画祭
ウィーン国際映画祭
ほか多数
映画オフィシャルサイト: http://puttyhillmovie.com